インドの料理

最近、インド料理の店が増えてきているように感じる。これらの店のほとんどはインド人、あるいはネパール人がやっているので、本場のインド料理に出会う機会も多くなった。家の近くにインド料理のテイクアウトの店が出来たのでさっそくチキンカレーやナンをとって食べてみた。日本人の口に合わせているのであろうが、それでも日本の店では味わえない味を楽しむことができた。

インド料理と言えばカレーを連想するが、普段食べ慣れているルーを使ったカレーはインドにはない。インドでのカレーの定義は「スパイスを使った料理」というところではないか。スパイスにはカレーの黄色のもとのターメリックの他に、辛さの決め手となるレッド、ブラック、グリーンのペッパー、それにしょうが、ニンニク、シナモンなど日本でもよく見かけるものも使う。いろいろなスパイスを混ぜ合わせてその都度作ったカレースープで、野菜やチキンなどを煮込むのである。スパイスの組み合わせやその分量は料理の種類で違い、また店によっても違う。

インドには古来より「アールヴェーダ」という医学がある。それによると肥満は、消化されずに残ったものが毒素になって体内に溜まることによって起きるとされ、この毒素を取り除く役割をするのが様々な種類のスパイスと考えられている。胃腸の働きを活発して消化力を高め、合わせて脂肪の燃焼を促進することで健康が保てるという訳だ。ダイエットを望む人にはインド料理はお薦めのようだ。

児玉 博嗣

インドをはじめ、世界各地の火力発電所の発電設備の保守管理を技術面から サポートする仕事を30年以上、発電所の人たちと一緒に手がけてきた。 趣味は歴史書の読書、エッセイーや掌編小説の執筆、町の散策と多岐にわたる。 幅広い国際経験を生かし、インド・日本の双方のウィン・ウィンの関係の構築 に貢献したい。